日記

2007-03-18
北京~5つの世界遺産を訪れる旅~

もう春かと思っていたところ、寒波の到来で風も冷たく寒い日が続きます。
桜の開花予想もずれ込みそうですね。
少し前に夫と「北京~5つの世界遺産を訪れる旅~」に行きました。
中国へは初めての旅行となります。夫にとっては5ヶ月ぶりのオフとなりました。

北京を訪れて驚いたことはまず交通ルール。
片側6車線もある広い道路を車、自転車、人が行き交っているのです。
勇気のある人勝ちのようで、日本では考えられない交通ルールです。

それからトイレ事情。
世界遺産に登録されている建物内やレストラン内のトイレでもまずペーパーはありません。それにとても不衛生。
女性は本当に困ります。…でも、考えてみれば少し前の日本もそうでした。

早朝より「万里の長城」に登りましたが、前夜からの霧が開けきらず、まるで雲上を登って行くと言う感じでした。一番上の写真の通り、傾斜がすごいのです。

冬の北京は厳寒なのですが、今年はここも暖冬でいつもの名古屋の寒さと同じくらいに感じました。 雪もなく、もし雪が積もっていたらこの階段と坂は滑って登れないと思います。 しかし、テレビや本で見るあの広大な風景を見ることができなくて残念でした。

広東料理の昼食を終え、三輪自転車に乗って旧市街「胡同」を散策しました。
(黄色い三輪自転車に合わせてか、運転してくれる方々は皆黄色いベストを着ていました。) 私はこの散策が一番楽しかったですし、心に残っています。
代表的な民家の中も案内されましたが、外から見るよりはるかにきれいになっています。 民宿をやっているそうですが、どうも裕福な家庭のようです。
中にはバラックのような家もあり格差がすごいです。

美しい景色や偉大な建造物を見るのも旅の楽しみですが、やはり何と言ってもその国の人々と交わり、文化を知ることが旅の醍醐味だとあらためて思いました。

晴れてはいるのですが、スモッグなのか黄砂なのか空はすっきりしません。北京はどこを見ても土埃で、近代的なビルも霞んで見えます。
そんな中でも「天壇公園」は美しい公園でした。園内で退職したお年寄りがトランプをしたりダンスをしたり楽器を演奏している姿がとても微笑ましかったです。

「天安門広場」に来て、「あ~、北京なんだ」って初めて感じました。本当にテレビで見るのと同じですね。 その広さにも圧倒されました。天安門広場の大通りは今では自転車より車の方が多いようです。

2008年に北京オリンピックが開催されるため、急ピッチで工事が進められています。地下鉄も突貫工事で広く開通するようです。
近代的なビルの間にある屋根の上から草が生えている家々、リヤカーに荷物を一杯積んで広い道路を横断している人々…私はとても違和感を感じました。

しかし、広大な大地を持つ中国には不思議な魅力もあります。
今度は上海、桂林、西安、そして海南島を訪れてみたいです。

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北京~5つの世界遺産を訪れる旅~

2007-02-25
福島様より

栃の一枚板のダイニングテーブルをご注文下さいました福島様より、
とても素敵なメールを頂きましたのでご紹介したいと思います。


「昨夏に栃のダイニングテーブルを作っていただきました。ありがとうございました。 木の風合いはなんともいえず、12才の息子はウフフフ、と言いながら、テーブルのまわりを木の肌をなでるように、体をすりつけ、何周もします。

以前に、子どもも大きくなれば、家族が顔をそろえるのは、きっと朝ごはんのテーブルくらい、などどメールをいたしましたが、おたくさまのテーブルが到着してからというもの、家族全員、テーブルのそばを離れることがありません。
夫もオフィスにも行かず、スタバにも行かず、ラップトップを持ってきて、仕事をしています。 その横で、息子も宿題をしたり、図鑑を見ていたり。

実は先だって、息子がうっかり木の表面を傷つけそうになったので、ひどく叱りました。 でも、そのあとテーブルにすわると、テーブルが笑って、大丈夫、そんなヤワに作ってもらってないんだよ。そんなに子どもをしかってはだめ、とさとされた気になりました。 ああ、こうやって、このテーブルは家族の日々や子どもの成長を見守っていってくれるんだなあ、とありがたく、うれしくなりました。

すてきなテーブルを作ってくださって本当にありがとうございました。」

 

2007-02-25
我が家のダイニングテーブル

 

ダイニングテーブルは家族の集まる憩いの場となり、家族の歴史を刻みます。木の香りいっぱいの無垢の木で出来たテーブルは、静かにご家族の成長を見守ってくれているのでしょう。

我が家のダイニングテーブルは楢(ナラ)の少し変わった接ぎ板なのですが、もう20年使っています。 息子たちが小さかった時は容赦なくおもちゃで傷をつけたりしていましたが、途中2回仕上げ直しを施し、今でも新品同様の状態で使っています。 サイズは150cm×85cmの小さめですので、4人で食卓を囲んでいた時は狭い感じがしましたが、今はその子達も下宿生活となり、夫婦二人だけでゆったりと食事しています。

我が家のダイニングテーブル

2007-02-14
養老軒のしょこらふるーつ大福

2月14日はバレンタインデーですね。
女性が男性にチョコレートを贈るのは、実は日本独自の習慣で、欧米では、恋人や友達、家族などがお互いにカードや花束、お菓子などを贈り合うようです。

私自身は特に意識していないので、毎年夫や息子たちにチョコレートを贈る習慣はありません。 ただ、今年は以前から食べたかった、おりじなる大福の店「養老軒」のしょこらふるーつ大福を買ってきて、夫と一緒に食べました。

ふわふわなお餅の中にいちご、バナナ、栗、つぶあん、ホイップクリームが入っ ています。 バレンタイン期間限定のしょこらふるーつ大福にはお餅にココアパウダーが練りこんであります。 和と洋の不思議な味にほっぺたが落ちそうです。

お店は当工房より車で20分くらいのところですが、期間限定で中部国際空港でも販売されます。 ネット販売もしていますので、是非皆様もお試し下さい。

昨日は午前に仙台市よりU様、午後に栃木県よりO様ご家族がいらっしゃいました。 東京、横浜、大阪方面のお客様は度々いらっしゃいますが、岐阜より東では仙台のU様が最北となります。 西では2年ほど前に福岡市よりT様がいらっしゃいました。

U様には栃の一枚板を使用したデスク、O様にはメイプルを使用したダイニングテーブルセットのご注文を頂いています。
U様はこの後、名古屋と大阪へ、O様は下呂温泉に行かれるとの事でした。
遠方よりのご来訪ありがとうございました。

2007-01-23
アームチェアーの制作

このところ、特別オーダー家具の制作やそれに伴う新商品の制作に追われています。
前回のWEB担当便りでも書きましたが、サクラの特大TVボード、サクラのアームチェアー6脚の制作がかなり大変でした。久しぶりに「生みの苦しみ」を味わったようですが、昨日、アームチェアー6脚を無事納品致しました。

今回の便りでは、このアームチェアーの制作風景を書こうと思います。
まず、特別オーダーの椅子の場合、お客様よりご希望のデザイン、大きさ、材質、ご予算をお聞きします。

それを元に原寸大の図面を起こして治具(雛形)を作ります。
今回のアームチェアーは、テーブルと同じサクラをご希望でしたので、ご注文を頂いてから、テーブルと椅子の材料であるサクラの丸太を購入し、挽いて乾燥機に入れました。 工房内はTVボードのサクラ材もありますので、サクラの板で一杯です。

「南京がんな」「反り台がんな」「刳り小刀」などで背もたれのカーブを仕上げ、座面には坐繰りも施します。 背もたれと脚との接合には「地獄ほぞ」という仕口を使いました。作業台の上は部品で一杯になります。

部品が揃ったら、材が割れないよう細心の注意を払いながら組み上げていきます。 背もたれにはブラックウォールナットでスピンドルも入れました。
オイルを塗ったら「アームチェアー」の完成です。

この後もブラックウォールナットの台形テーブル、欅の一枚板を使用したハの字型脚部のテーブル、座面に滑り止め加工を施した椅子、革製のスパニッシュチェアー風の椅子等、特別オーダー品の制作が続きます。

特別オーダー品でお知らせしました予定納期以上に時間を要してしまい、又、特別オーダー品以外でも遅れが生じております。
大変お待たせして申し訳ございませんが、全力で制作しておりますので、どうぞご理解を頂けます様お願い致します。

アームチェアーの制作 アームチェアーの制作 アームチェアーの制作 アームチェアーの制作 アームチェアーの制作 アームチェアーの制作

2007-01-01
新潟県の土田農場様のお米

明けましておめでとうございます。

今年は家具制作を始めてから22年目を迎えます。
福庭家具工房も22歳…多くの皆様に支えられて来ました。心より感謝申し上げます。 又、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

我が家では朝は玄米、昼、夜には胚芽米(ときに白米)を食べています。
先日お客様の声に掲載されております、新潟県の土田農場様のお米を購入致しました。

玄米と白米ですが、ふっくらとしていてとても美味しかったです。
手作りの銀杏と大豆も頂きました。
インターネットからも注文ができますので、是非皆様もご利用下さい。

お正月も休み無しで制作にあたり、1月早々にも出荷、配達できるように努力致します。

 

 

2006-12-07
芸術の秋 藤田絹江さん個展

ぐっと冷え込んできましたね。残念ながら今年は紅葉狩りに行く事ができませんでした。その代わりに、藤田絹江さんの個展「NEWYORK&BALI -色のSoul-」に友人を誘って行って来ました。

当工房での販売は風水絵画のみですが、彼女の主流は風景画です。今回はニューヨークとバリに行かれた時の風景画が、とっても素敵に描かれていました。
絵の持つ雰囲気に合わせて額縁も選んでいるそうで、絵と額縁のバランスが絶妙です。
(2017年8月販売は終了しました)

さて、韓流は下火…と言われていますが、私たち夫婦には未だにブームなんです。夫婦で…と言うと、「え?ご主人も?」という事ですが、韓流スターのファンというより韓国ドラマにはまっている、と言った方がいいかもしれません。
私の小中学時代の友人が韓流ファンで彼女が録画してくれるものを夜に夫婦で観ているんです。

以前は読書が楽しみだったのですが、2人とも目が見難くなってから、本離れになってしまい、今では韓国ドラマを観ていると日常の大変な忙しさをその瞬間だけでも忘れられるようで、主人もはまっています。

我が家のベストスリーは「復活」「グリーンローズ」「オールイン」です。ドロドロとした恋愛ものより、会社経営が絡んだ復讐ものが好みなのかも?^_^;
今は「ミスターグッドバイ」という少しコミカルながらも人間味のあるものを観ています。

 

 

2006-11-08
鹿児島・屋久島旅行

この3連休に紅葉狩りに行かれた方も多いのではないでしょうか。
今年は台風がなくて、落ち葉が少なく綺麗だそうです。この辺りの紅葉の名所はまだまだですね。

さて、少し前に夫と鹿児島と屋久島へ行ってきました。屋久島は夫が前から行きたいといっていたところです。
1993年のユネスコの世界自然遺産に登録され、島の約75%が山岳地帯、大小の滝や川が至るところにある水の島でもあります。

鹿児島では霧島温泉郷にある大浪池登山に挑戦しました。普段山登りをしていない私たちにとってはまさに挑戦で、登りは一杯休憩を取らないと息がハーハーしてしまい登れないのです。
しかし頂上から眺める大浪池と韓国岳の山並みは美しかったです。

泥湯で有名な宿に泊まったのですが、その泥湯が臭くて、美肌になるため我慢しようと思ったのですが、3分ともたず、洗い流してしまいました。
しかし、しばらく肌がすべすべで効果はあったようです。

ヤクスギランドは150分コースに挑戦したのですが、ここは初心者でも大丈夫なところです。
それでいて、屋久島の持つ神秘的、幻想的なムードにもたっぷり浸れますのでオススメです。

屋久島は北と南では気候が全く違うようで、宿のある南は快晴だったのですが、「もののけ姫」の舞台とも言われる白谷雲水峡は霧が深く、1時間コースを回るだけにしました。
それでも霧が深かったおかげで、幽玄の世界に入り込めました。途中、屋久鹿とにらめっこもしました。

島内一周のドライブの途中に立ち寄った永田いなか浜は、海亀の産卵地なのですが、海と砂浜がとっても美しかったです。

宿は海の胡汀路です。ご夫妻のお人柄、料理の美味しさ、コテージの清潔感、海を眺められる露天五右衛門風呂、コテージからの景色の美しさに感動致しました。

旅の醍醐味は何といっても食べ物ですが、鹿児島の黒豚とんかつ、黒豚しゃぶしゃぶ、屋久島の飛び魚の刺身、鹿肉、亀の手…どれもこれも美味でした。

鹿児島・屋久島旅行 鹿児島・屋久島旅行 鹿児島・屋久島旅行 鹿児島・屋久島旅行 鹿児島・屋久島旅行 鹿児島・屋久島旅行

2006-10-22
桧山納豆

今や納豆は体に良い健康食品という事で、様々な種類のものが店頭に並んでいます。両親が納豆嫌いという事もあって、私は結婚するまで納豆を食べた事がありませんでした。

大学4年の真冬に友人と東北一周の旅をしたのですが、秋田の乳頭温泉に泊まった時に初めて目にし、その強烈な匂いに負けて食べられませんでした。

主人が納豆好きだったこともあり、結婚後はたまに食卓に並びましたが、それでも好んで食べた事はありません。
ところが、3年くらい前からひょんな事で口にした納豆が、何故だかとっても美味しく感じられ、もう納豆なしではいられない…というくらい納豆好きに変身してしまったのです。

色々な納豆を食しましたが、夏に行った東北旅行の帰りに秋田空港で買ったわら包みの「桧山納豆」が、今は主人共々一番のお気に入りとなっています。通販サイトよりまとめて購入し、冷凍保存しています。
納豆好きの方がいらっしゃいましたら、是非一度お試し下さい。

2006-09-19
元気なお客様との打ち合わせ

先日東京よりお客様がいらっしゃいました。
新幹線と特急ワイドビューひだに乗られて、お一人でいらっしゃったのですが、75歳のご婦人です。

とっても色艶やかなお召し物で、髪の結んだところには色目を落としたリボンを着けておられました。
普段から着慣れていらっしゃるのでしょう、とっても良くお似合いなのです。

欅の一枚板を使ってのテーブルの特注なのですが、打ち合わせの際もテキパキとしっかりしていらっしゃるのです。
ご主人は80歳で今も現役の内科のお医者様で、診療の合間には研究会にも参加され頑張っておられるとのこと、元気の秘訣をいろいろ教えて頂きました。

家具作りにも定年がありません。元気でいる限り制作が続けられます。
「未来に希望を持って」、夫婦で頑張って行きたいという気持ちを新たにしました。
Y様、ありがとうございました。

 

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