日記

2007-07-06
友愛数

小川洋子さんの「博士の愛した数式」を読まれた方や映画を観られた方は多いのではないかと思います。

「友愛数」
220:1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284
220=142+71+4+2+1:284

「見てご覧、この素晴らしい数字の連なりを。220の約数の和は284。284の約数の和は220。友愛数だ。滅多に存在しない組み合わせだよ。フェルマーだってデカルトだって、一組ずつしか見つけられなかった。神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?君の誕生日と、僕の手首に刻まれた数字が、これほど見事なチェーンでつながっているなんて」

高校時代、一応学校で数IIIまで勉強したのですが、「友愛数」なるものの記憶がなくて…。次に小さい友愛数は1184と1210なんですね。

私はテレビで放映されたものを録画して観たのですが、何とも言えない温かさと優しさを感じました。 80分しか記憶が持たない数学者を演じる寺尾聡の、朴訥としたしゃべり口で語られる「数」の持つ魅力。
家政婦役の深津絵里の慈しみ深い言葉。
成長して数学の教師になった息子役の吉岡秀隆が教壇に立つ数学の授業…今まで「数」に何の興味もなかった私ですが、しばし呆然とこの不思議な数の織り成す世界に入り込んでしまいました。

当工房のホームページを訪れて下さるお客様との出会いも、この「友愛数」のようなものなのかも…。

そういえば、我が家の玄関に又別のつばめの巣ができ、ひなが顔を出し始めました。 普通の玄関なのにどうして?という感じです。

…またふん掃除が始まります。

  

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