先日東京よりお客様がいらっしゃいました。
新幹線と特急ワイドビューひだに乗られて、お一人でいらっしゃったのですが、75歳のご婦人です。
とっても色艶やかなお召し物で、髪の結んだところには色目を落としたリボンを着けておられました。
普段から着慣れていらっしゃるのでしょう、とっても良くお似合いなのです。
欅の一枚板を使ってのテーブルの特注なのですが、打ち合わせの際もテキパキとしっかりしていらっしゃるのです。
ご主人は80歳で今も現役の内科のお医者様で、診療の合間には研究会にも参加され頑張っておられるとのこと、元気の秘訣をいろいろ教えて頂きました。
家具作りにも定年がありません。元気でいる限り制作が続けられます。
「未来に希望を持って」、夫婦で頑張って行きたいという気持ちを新たにしました。
Y様、ありがとうございました。
今回の画像紹介は、当工房での人気作品「ダイニングチェアーE」、通称「胡桃チェアー」の座刳り(ざぐり)の様子です。この座刳り(ざぐり)は鉋を使って、手作業で行われ、大変手間隙を要します。
この座刳り(ざぐり)の作業を施すことによって、お尻にフィットした座り心地の良い椅子が出来上がります。
奥行きも深く取ってありますので、ゆったりと座れます。長時間座っていても疲れません。
ダイニングチェアーをご注文のお客様は少し長くお待ち頂きますが、この辺りをご理解頂けますと嬉しいです。