やっと東海地区は梅雨が明けました。また強烈な暑い夏がやってくるのでしょうか?
ゴールデンウィークの少し前に石垣島と西表島に行ってきました。
沖縄の空、海の色はやはり夏場が一番なのですが、あの日差しにはちょっと耐えられなく、海辺を散歩したりはできません。
4月の沖縄はちょっと暑いですが、散歩したりトレッキングをしたりするにはちょうど良い季節でした。
一番上の画像の海は、西表島で泊まったホテルの裏にある「月が浜」という海岸です。 海亀の産卵でも有名なところできちんと保護されています。
この海の青さに魅了されて人は何度も島に足を運ぶのでしょうね。
浦内川遊覧船に乗って上流に行き、マリュドゥの滝やカンピレーの滝へのトレッキングにも挑戦しました。
この季節でさえ汗だくになってしまったのだから夏場は無理でしょう…きっと。
お弁当を持っていかなかったのでお昼はサーターアンダギーと沖縄黒糖プリッツと水だけ。^^;
西表島と言えば、由布島へ渡る水牛車ですね。おじさんが三味線で唄を聞かせてくれました。 水牛は1年に1頭しか出産をしないそうですが、水牛車を引くには2~3才くらいから調教を始め、 早い水牛で半年、普通は約1年でお客様を乗せて車を引く事ができるようです。 由布島の海岸からは小浜島が見えます。
最終日は沖縄本島に寄り、当工房のお客様でもあります鶴田様ご夫妻に再会致しました。 車で南部知念城跡近くにあるハーブたっぷりのアジアン創作料理「くるくまの森」へ連れて行って下さり、ランチを共にしました。
鶴田様ご夫妻は沖縄に魅了され、10月~6月は沖縄、7月~9月は横浜という生活をされています。羨ましい限りです。
気が付けばこの旅行以来、主人は休み無しの状態が続いています。
お墓参りのためお盆は2日間はお休みを取らないと…。
2個目のつばめの巣のひなたちも無事に巣立ちしました。
1羽だけなかなか飛び立てず心配していましたが、何とか飛び立ったようです。
小川洋子さんの「博士の愛した数式」を読まれた方や映画を観られた方は多いのではないかと思います。
「友愛数」
220:1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284
220=142+71+4+2+1:284
「見てご覧、この素晴らしい数字の連なりを。220の約数の和は284。284の約数の和は220。友愛数だ。滅多に存在しない組み合わせだよ。フェルマーだってデカルトだって、一組ずつしか見つけられなかった。神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?君の誕生日と、僕の手首に刻まれた数字が、これほど見事なチェーンでつながっているなんて」
高校時代、一応学校で数IIIまで勉強したのですが、「友愛数」なるものの記憶がなくて…。次に小さい友愛数は1184と1210なんですね。
私はテレビで放映されたものを録画して観たのですが、何とも言えない温かさと優しさを感じました。 80分しか記憶が持たない数学者を演じる寺尾聡の、朴訥としたしゃべり口で語られる「数」の持つ魅力。
家政婦役の深津絵里の慈しみ深い言葉。
成長して数学の教師になった息子役の吉岡秀隆が教壇に立つ数学の授業…今まで「数」に何の興味もなかった私ですが、しばし呆然とこの不思議な数の織り成す世界に入り込んでしまいました。
当工房のホームページを訪れて下さるお客様との出会いも、この「友愛数」のようなものなのかも…。
そういえば、我が家の玄関に又別のつばめの巣ができ、ひなが顔を出し始めました。 普通の玄関なのにどうして?という感じです。
…またふん掃除が始まります。