まさに豪華絢爛の一言に尽きる「ヴェルサイユ宮殿」。
歴史を振り返ると様々が事が思い起こされますが、それはさておき、フランスで議論を呼んだ村上隆展覧会が2010 年9月14日から12月中旬まで開催されていて、ちょうど私たちがここを訪れた時はその真っ最中でした。
私は何も知らなかったので、まず、変わった、というか、ヴェルサイユ宮殿にはちょっと違和感を感じるものがあったので、ガイドさんに聞いて、事情を知りました。
そういえば、ネットでも話題になっていたか・・・程度に思い出しました。
「プチトリアノン」、ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮の一つです。
1762年から1768年、ルイ15世の公妾、ポンパドゥール夫人のために建てられたものですが、宮殿が完成した時には、ポンパドゥール夫人はすでに亡くなっていました。
その後ルイ16世により王妃マリー・アントワネットに与えられ、彼女は庭をイギリス式とし、そこに農村に見立てた小集落を作らせたそうです。
美術館もここも案内をして下さったガイドさんは、年配の日本人男性なのですが、もうかなりフランス人化されていて、もちろん説明も一生懸命聞いていましたが、ガイドさんの様子を観察している方が楽しかったような記憶があります。
ツアーの仲間にも恵まれ、とても心に残る楽しい旅となりました。
相変わらず制作に追われ、日常の休みが取れませんが、仕事を頂くことに日々感謝しながら、これからも健康である限り、国内外を問わず、夫婦での旅行を続けていけたらと願っています。
パリからモンサンミッシェルまでのバスはさすがに乗り甲斐がありました。
もう二度と見ることのできない景色だと思うと、「逃してなるものか」と目を見開くのですが、睡魔には勝てません。何だかほとんど眠っていたような気がします。
近づいてくるモンサンミッシェルはまさにテレビや画像で見たそのものです。感激というより映像の中にいるようです。
ツアー客の中には2回目という方もいました。どのツアーにも組み込まれているようで。
まずはモンサンミッシェル手前のレストランで何故だかとても有名はオムレツのランチ。
う、これは泡か。。こういうのをふわふわオムレツって言うのですね。
味は・・とても美味しかったです。
いよいよモンサンミッシェルの入り口に。壮大な威厳ある雰囲気に圧倒されました。お天気は良いのだけれど、
寒い~。島内に可愛い小さなお店があったりと思わずいろいろと買ってしまいたくなります。ガイドさんの案内で修道院の中へ。
寒くてたまらないのを我慢して夜のモンサンミッシェルを見るために外へ。これは本当に「美しい」の一言です。
もっともっと見ていたかったのですが、凍えそうでほんの数分しかいられませんでしたが撮影だけはしっかりしました。
ホテルも島内にあるんです。小さくてお部屋も小さくてちょっときつい感じがしますが、できれば島内に泊まることをオススメします。
窓からはモンサンミッシェルが見えます。そこを歩いている人も見えます。
もう訪れることはないかも、と思うと名残惜しいですが、モンサンミッシェルを後にして、次は最後の観光地ベルサイユへ向かいます。
一日目はお決まりの市内観光後、ルーブル美術館を案内してもらいました。
パリ在住の日本人ガイドさんなのですが、いかに決められた時間内に多くの有名な芸術作品を紹介するか、に生きがいを感じているような方でした。
おかげさまで、モナリザの微笑(写真がぼけていたので紹介できません)やミロのヴィーナス等歴史や美術の教科書に載っている有名どころは全て見たような気がします。
今回頑張って写真を撮りましたが、帰ってから見るとよく分からず、次回からは芸術作品の撮影はやめにします。
午後は自由行動だったのですが、添乗員さんからスリに要注意と言われていたので、怖くて地下鉄にも乗れず、結局オペラ座近辺でランチを食べて(量が多過ぎて全部食べきれず、お隣のおじいさんは食べきれたのだろうか・・・)から、セーヌ河沿いを歩いて大聖堂まで行きました。
これは思ったより良くて、時間を無駄に過ごしたようでいて、スリらしき女性に囲まれても気が付かない夫、カフェでのコーヒータイムも味わえて、楽しいひと時になりました。
後から地下鉄で少女グループの集団スリに会ったご夫妻の話を聞き、地下鉄に乗らなくて本当に良かった、と思いました。
その日の夜は、早寝をする私たちにとっては勇気がいりましたが、かの有名な「ムーランルージュ」のディナーショーに参加しました。
フランス料理のフルコースをぎゅうぎゅう詰めの会場で食べた後にショーが始まります。
料理はイマイチでしたが、美しい女性たちが踊るショーは今まで味わったことのない感動を覚えました。
ムーランルージュは世界で一番有名なフレンチカンカンで以下に詳しく書いてあります。
http://moulin-rouge-japon.com/about.html
残念ながら撮影が禁止だったため、写真は一枚もありません。
きっともうないと思うけれど、もしもう一度パリを訪れる機会があったなら、その感動をもう一度味わいたいです。
夜が遅かったので、眠い目をこすりながら、バスでモンサンミッシェルへ向かいます。
(ほとんど寝てましたが。)
モナコ公国はバチカン市国に次ぐ世界で2番目に小さな国です。
独立国ですが、通貨はユーロ、国境審査もないので、モナコに入ってもフランスの国境を越えた気がしません。映画や旅番組で何度か観た憧れのモナコ港の風景。
モナコF1グランプリの間は町の道路がそのままサーキットになってしまうそうです。
モナコを後にしてニースに戻ります。この日は快晴で海も綺麗でした。
バスでアルルへ向かいます。
アルルはアヴィニョンの南、南仏、プロヴァンス地方にあります。
ゴッホが過ごし、たくさんの絵を描いた場所でもあります。
またローマの遺跡も多く残っています。
車窓を楽しみたいと思いつつも睡魔には勝てません。
うとうとしていたら、ゴッホの作品でも有名な「跳ね橋」に着きました。
何てことはないところにポツンとあります。ゴッホの跳ね橋が有名になって、絵を元に復元されたそうです。
アルルと言えばゴッホというくらい有名なのに、アルルにはゴッホの絵が1点もありません。というのも、アルルではゴッホの才能を認められていなかったからだそうです。
ゴッホの「夜のカフェテラス」は、写真のカフェを描いたもので、「カフェ・ヴァンゴッホ」という名前で今でも営業しています。
普通のカフェです。これも何てことはないです。でもゴッホが描いたので、すごいという気がしてきます。
写真の病院跡地はゴッホが入院していました。現在は図書館など文化的スペースとして使われています。
中庭はゴッホが当時描いた絵のままの姿で、美しい花や緑が広がっていてとてもカラフルです。
石鹸やはちみつなど、プロヴァンスらしいお土産がたくさん売っていました。
アヴィニョンの橋を見てから、フランス版新幹線TGVに乗車してパリへ向かいます。
久しぶりのブログ更新となります。
長年の夢がやっと叶ったフランス旅行の思い出を少しずつ書いていこうと思っています。
お値打ちでしかも内容が充実しているJTBの王道フランスを利用して行ってきました。
中部国際11:40発のルフトハンザドイツ航空で、フランクフルト経由ニースへ。
フランクフルトでの乗り継ぎが5時間もあり、日本時間では深夜ということもあって、案の定、気分が悪くなってしまいました。
少し横になっていたら快復してきて、ニースに着いた頃は何とか持ち直し、深夜だったのでホテルの部屋で少し眠ることができました。
主人はどこでもいつでも眠れる人で、悩みはないのか、と思うくらいガーピーです。ホント、羨ましいです。
生憎、ニースは雨で、青い空、青い海のニースを思い描いていただけに、ちょっと気落ちしてしまいましたが、雨のニースは珍しく、ニースにとっては貴重なんだそうです。
朝食で食べたフランスパンとチーズが本当に美味しくて、フランスに来てるんだ~、って実感しました。
特にカマンベールが最高で、いっぱい食べてしまいました。カマンベールってこんなに美味しかったかしら?
雨が降る中、ニース旧市街のサレア広場の朝市を見て、車窓からヴィルフランシュの海の景観を眺めながらドライブを続けると、中世の鷲の巣村エズが切り立つ山肌の上に現れてきました。
中世の古い廃墟のなかに、可愛いお店が細い石だたみの両側に立ち並んでいます。
途中フラゴナール社のお店で、香水の製造過程を見せてくれました。
香水やら化粧品を買ってしまいましたが、まだ一度も使っていません^^;
その時は雰囲気に酔って忘れてしまうのですが、私は香水が苦手でした・・・
昼食はニース名物ニース風サラダでした。これはシーザードレッシングをかければ日本でも食べることができます。食事には必ずデザートがついていて、これがまた美味しい!
この後はモナコへ。雨も上がり薄日が差してきました。