「地中海に浮かぶ世界遺産の宝庫」と呼ばれているマルタ島。
イタリア半島の靴形先にあるシチリア島の南に浮かぶ淡路島の半分程度の小さな島です。
作年の11月、中部国際空港22:45発エミレーツ航空を利用し、ドバイ乗り継ぎキプロス島を経由し、やっとの思いでマルタ島に到着しました。旅立つ前はこんなに長時間の移動は大丈夫だろうかと不安でしたが何とかなるものですね。
今や大変なお金持ちのドバイの空港は早朝にも関わらず活気に満ちていました。異国に来たな~って気がしました。
人気の金製品も売っていて、正札を見たところ「え、こんなに安いの!?」という価格でしたので、思い切って買おうかなと思いましたが、帰りに時間があるからとやめて良かったです。
1グラムを商品単価と間違えていました。^^;
クレジットカードの請求書を見て卒倒するところでした。
首都ヴァレッタの街が一望できるダルビッシュ港で記念撮影。
ヴァレッタは1565年のトルコ軍によるマルタ攻略の「大包囲戦」の勝利の後、聖ヨハネ騎士団長ジャン・パリソ・ドゥ・ラ・ヴァレッタによって築かれた城砦都市です。う、高校時代に学んだ世界史が頭をよぎる…。
スリーマ地区(海岸沿いに広がる近代都市)を散策したり、セント・ジュリアン(かつての漁村)を車窓より眺めて地中海に面したラディソンSASベイポイントホテルへ。
地中海は海の青が深いです。それに波も豪快。吸い込まれそうでした。
もうすぐ夕食なので眠ってはいけないと思いつつ、睡魔に襲われす~っと眠りに入ってしまいました。
時差と疲労のせいなのでしょう、意識が朦朧とした中での夕食でした。
次回に続きます。
栃のダイニイングテーブルと栃の椅子をご注文下さいましたフランス在住の川上様よりメールを頂きました。
福庭ご夫妻様
フランスに戻りました。「お客様の声」拝見しました。
本物が欲しいばかりに、次から次へと勝手な希望を書きまくり、送信させていただきましたが、今このやり取りを拝見して、面倒くさがらずによくぞご誠実にその都度ご返事を下さったものと感激いたしております。
奥さまの文面から、福庭さんの仕事に対する誠意と情熱がひしひしと感じとることができ、お二人の表裏一体の生き方は、今後のご発展を象徴しているものと確信いたします。
今回 短い滞在期間でしたが、幾組かの知人の来訪があり、案の定ダイニングテーブルセットが毎回話題の中心でした。
私達もこのセットがあることで、ここで過ごす楽しみが増えてきました。
(中略)
御迷惑でしょうが、親戚ができたような気がしています。
大分冷え込んで雪の地域が多いとのこと、みなさん御自愛ください。
川上
T T Paris Co.(Chateau de Raray:パリのホテル)
Address:4 rue Nicolas du Lancy 60810 Raray FRANCE
川上様、嬉しいお便りありがとうございます。こちらこそ大変楽しくお話をさせて頂きました。
メールでのやりとりだけでしたのに、まるでお会いした事があるように錯覚してしまいます。
川上様の作品は作年制作した中の大作のひとつとなりましたし、「初めてづくし」でもありました。
栃で椅子を制作した事、一枚板の天板の耳を落とし斜めにカットした事、外国にお住まいの方からのご依頼であった事…私たち夫婦にとっても忘れられないものになると思います。
メールの中で、伊豆の別荘、フランスへのお誘いを受けました。
今年、私たち夫婦は銀婚式を迎えます。それを記念に川上様からのフランス行きのお誘いに甘えさせて頂こうかしら、と真剣に考えています。
旅行好きの私たちにとって楽しみができ、また仕事の励みにもなります。
「友達の詩」 中村中(アタル)
手を繋ぐくらいでいい 並んで歩くくらいでいい ♪
それすら危ういから 大切な人が見えていれば上出来 ♪
この歌を初めて聴いたのは確か朝か夜のNHKのニュースの中でした。
普段歌番組も見ないしラジオも聞かないし、あまり買い物にも出ないのでお店で流れるBGMも耳にしない私たち夫婦は、この曲を聴いて衝撃に近い感動を覚えました。
年末でNHKが紅白の楽曲紹介をしていたんですね。中村中が性同一性障害である事も報じていました。
「友達の詩」は15歳の時の作品で、そういう事に対しての悩みを人にも言えず苦悩していた頃なのでしょう。
心にずしりと訴えるものがありました。
紅白は録画をしてその部分だけ保存してあるので時ある度に観たり、次男にパソコンに取り込んでもらったのでそれを聴いたりしています。
その次男も1/14成人式でした。
明けましておめでとうございます。
今年は家具制作を始めてから23年目を迎えます。
福庭家具工房も21歳…多くのお客様に支えられて参りました。心より感謝申し上げます。
又、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
タオルお正月早々に「使い古したタオル」の画像…何だと思われますか?
我が家では通常の使い方の他、タオルが大活躍しています。特に主人の家具制作の上でかかせないものになっています。
まず、冬場は襟巻き代わりです。
工房の中は温かくし過ぎるとぼ~っとしてしまい作業効率が落ちますので、かなり寒くなっています。
しかし首を温めますと体もポカポカしてきます。かと言って毛糸のマフラーを使うと木くずや木埃がくっついてしまいチクチクします。
そこで大活躍するのが「タオルのマフラー」なのです。毎日洗濯もできますし思った以上に温かいようです。
夏場はもちろん汗拭き用でもあるのですが、使う場所が面白いのです。
ちょうど腰の部分に当たるようにTシャツの内側に入れているのです。もちろん私ではなく主人ですよ。
夏場は工房内はかなりの暑さになりますので汗だく防止に重宝しています。
ホームページの中でも「福庭家具工房のマスコット」として掲載されていますが、我が家にはねこちゃんが2匹います。
母猫のニャンコと子猫(雌)のクロです。
父猫のニャータロウはクロが生まれて少ししたら、どうも縄張り争いに負けたようで姿を消してしまいました。
ニャンコが迷い込んできてからもう14年経ちますので2匹とも大ばあさんですね。
若き頃のクロは動きも素早くかなりの美人でした。又、クロは人懐っこかったので近所の子供たちの人気者でもありました。
今は2匹とも庭からほとんど出ることなく一日中のんびり過ごしています。
当工房へ来て下さるお客様のお出迎え、お見送りもたまにしています。
時折お子様たちの遊び相手にもなっています。
この先少しでも長生きして我が家の「癒し」になって欲しいと願っています。
ずっと暖かな日が続いていましたが、昨日から少し肌寒く感じるようになってきました。 山々の紅葉はさぞ美しいことでしょう。
ここ美濃加茂市に引っ越してきたのが長男が3歳、次男が8ヶ月の時でした。
夏場とっても涼しい長野県安曇野市(旧南安曇郡三郷村)で生活していましたので、こちらに来て最初の夏は子供たちにとって地獄の日々だったようです。
順番に熱を出し、お医者さん通いに明け暮れました。名古屋育ちの私たちも5年間涼しいところで生活したせいか、ここの蒸し暑さにはほとほと参ってしまいました。
引越ししたばかりで知り合いもいないので、市が主催している「乳幼児学級」というものに参加し、そこで今でも付き合いのある友人とも巡り会いました。「絵本の読み聞かせ」の大切さを教えてもらったのもそのクラスに参加しての事です。
次男のお気に入りの絵本に「しょうぼうじどうしゃ じぷた」があります。毎晩持って来ました。
あるまちの まんなかに、しょうぼうしょが ありました。
そこには、はしごしゃの のっぽくんと、こうあつしゃのばんぷくんと、きゅうきゅうしゃの いちもくさんが おりました。
(中略)
それから、まちの こどもたちは、しょうぼうしょを のぞくと、かならず、じぷたを ゆびさして いいました。
「やあ、じぷたが いるぞ!ちびっこでも、すごく せいのうが いいんだぞ!」
今読んでみてもすらすら口から出てきます。
子供たちが本好きになったかどうかはさておき、私たち家族にとって貴重な日々であったことは確かです。
長男が大学の夏休みを利用してアルバイトで貯めた資金で英国へ短期留学(ホームステイ)に行ってきました。
大学の教授と相談しながらも一人で旅立つというもので、「成長したな~」と思いました。
10月の初めに帰国し、本日滞在中の画像が何枚か送られてきたので一部をご紹介したいと思います。
左から、ウエストミンスター寺院、エディンバラ城、カールトン・ヒルからエディンバラの街並みです。
この写真は俳優のオーランド・ブルームですが、ロンドンのコヴェルトガーデンの近くで偶然出会ったそうです。
左から、テロで有名になったダブルデッカーバス、バッキンガム宮殿での衛兵交替式、ビートルズがマイナーな時よく演奏していた所です。
左から、ジョン・レノンにやや似てるビートルズ博物館の店員(息子もいます)、リバプール大聖堂、ロンドンブリッジです。
息子なりに感じる事が大きかったようで、以下のような感想をもらいました。
印象に残った事として、イギリスという国の伝統と規律を重んじる姿勢があります。それを一番感じたのは衛兵交替式の時でした。
日曜という事もあり観光客でごった返してたバッキンガム宮殿付近を、警察が見事な統率で纏め上げており、横暴な観光客などには容赦なく説教をしていました。 でも、道を尋ねられたらどんな国の人にでもユーモアを交えつつ対応…彼ら自身が、我が国の伝統に誇りを持ってるんだなぁ~っと思いました。
最初の頃は店の人や現地の人の言葉がなかなか聴きとりにくく、でも聞き返すのもどうかなぁ~…と思い適当な返事をしていたのですが、大抵は後悔していました。 中頃からはまがいなりにも自分が納得できるまで聞きまくりました。それはすごく大事な事で、外国でそれをするより日本でそれをする方がはるかに難易度が高いと思いました。 でも、それに気づく事ができたことに価値があると思います。大きな学びを得ました。
判断力の大事さも学びました。未知の土地では確実に判断力に欠けます。
日本の時はこんなミス(何度も電車に乗る予定はないのにデイチケットを買ってしまったりなど)しないのになぁ~とへこみました。
これをきっかけにより大きく成長してもらえればと思います。
やっと涼しくなってきたと思ってたら、台風の影響でしょうか…今日はとても蒸し暑いです。 それでも家の周りでは稲刈りが始まり、耕運機の音で工房内の作業音も消されてしまっています。
先日夫と「あつた蓬莱軒」の陣屋本店へ「ひつまぶし」を食べに行ってきました。 私たち夫婦も元々は名古屋人なのですが、そこは名古屋人ならほとんどの人が知っている、熱田神宮の近くにある有名な鰻屋さんです。
ちなみに「ひつまぶし」はあつた蓬莱軒の登録商標なんですね。
一膳目はそのままうなぎの味を…。二膳目は薬味を加えて…。三膳目はお茶漬けに…。最後はお好みでどうぞ…という事です。
私たちの好みそのままのうなぎの味でした。
平日に行ったのですが、もっと年配の方が多いと思っていたところ、若い人、それもカップルが多いのには驚きました。写真を撮っていた人も多くいましたね。
場所が少し分かり難く迷った事もあり、夫が「あつた蓬莱軒」の看板を見つけた時、「あった!蓬莱軒」と勘違いしたのには冗談かと思いました。
本人は店名を「蓬莱軒」と思っていたので、本当にそう思ったそうです。
意味をお分かり頂けましたでしょうか?
「あった」=「存在した」です。^^;
今年の夏は去年に引き続き本当に暑かったですね。…というか今日もここ岐阜は猛暑日でした。
美濃加茂市は、全国最高気温を更新して有名になった多治見市の隣の隣ですので、負けず劣らず暑いです。
工房内もすごい暑さになり作業が思うように捗りません。
それでも体調に気をつけながら夏休み無しで制作している毎日です。
さて今回の便りでは、アンティークモダン家具のダイニングチェアーAとダイニングチェアーBの制作風景を書こうと思います。
我が家でも愛用していて使用暦20年以上になります。
この椅子はスピンドルと脚の部分に「ろくろ」を使い、座面と背もたれにほぞを貫通させ、金具を使わずに楔を打ち込んで組み上げます。
左の画像がろくろ加工前の木取りの部材です。右の画像がろくろ加工後の仕上がった部材です。 原寸大の図面を起こしそれに合わせて脚と座面を組み上げていき、続いて座面と背もたれを組み上げて完成させます。
ほぞ穴にほぞを貫通させ、スピンドルと座面を端がねで締め付け、接着剤を付けた楔を打ち込みます。 背もたれとスピンドルも同じ作業をし、完成した椅子にアンティーク塗装を施します。 これでアンティークモダン家具のダイニングチェアーAとBの完成です。
やっと東海地区は梅雨が明けました。また強烈な暑い夏がやってくるのでしょうか?
ゴールデンウィークの少し前に石垣島と西表島に行ってきました。
沖縄の空、海の色はやはり夏場が一番なのですが、あの日差しにはちょっと耐えられなく、海辺を散歩したりはできません。
4月の沖縄はちょっと暑いですが、散歩したりトレッキングをしたりするにはちょうど良い季節でした。
一番上の画像の海は、西表島で泊まったホテルの裏にある「月が浜」という海岸です。 海亀の産卵でも有名なところできちんと保護されています。
この海の青さに魅了されて人は何度も島に足を運ぶのでしょうね。
浦内川遊覧船に乗って上流に行き、マリュドゥの滝やカンピレーの滝へのトレッキングにも挑戦しました。
この季節でさえ汗だくになってしまったのだから夏場は無理でしょう…きっと。
お弁当を持っていかなかったのでお昼はサーターアンダギーと沖縄黒糖プリッツと水だけ。^^;
西表島と言えば、由布島へ渡る水牛車ですね。おじさんが三味線で唄を聞かせてくれました。 水牛は1年に1頭しか出産をしないそうですが、水牛車を引くには2~3才くらいから調教を始め、 早い水牛で半年、普通は約1年でお客様を乗せて車を引く事ができるようです。 由布島の海岸からは小浜島が見えます。
最終日は沖縄本島に寄り、当工房のお客様でもあります鶴田様ご夫妻に再会致しました。 車で南部知念城跡近くにあるハーブたっぷりのアジアン創作料理「くるくまの森」へ連れて行って下さり、ランチを共にしました。
鶴田様ご夫妻は沖縄に魅了され、10月~6月は沖縄、7月~9月は横浜という生活をされています。羨ましい限りです。
気が付けばこの旅行以来、主人は休み無しの状態が続いています。
お墓参りのためお盆は2日間はお休みを取らないと…。
2個目のつばめの巣のひなたちも無事に巣立ちしました。
1羽だけなかなか飛び立てず心配していましたが、何とか飛び立ったようです。