バンテアイ・スレイはシェムリアップから北へ40キロ。967年に建てられたヒンドゥー教の寺院です。寺の名前は現地の言葉で女の砦という意味です。
赤い建物が見えてきました。紅色砂岩とラテライトで造られたこの寺は装飾が美しいことでも知られ、東洋のモナリザと呼ばれる笑みを浮かべた女性像が特に有名です。
全体に小ぶりな遺跡ですが、私たちはここが一番気に入りました。もっと写真が撮れていれば良かったのですが、写真を撮れば撮るほど自分はじっくり見れないので・・・。
カンボジアのガイドさんはとても流暢な日本語を話しました。日本にも来たことがあるそうで、それも運悪く2月の東北地方へ行ったようで、薄着で行ったので着いてすぐ凍えそうになったそうです。
あちこちにカンボジアの子供が物乞いをしています。ついお菓子や少々のコインをあげてしまいそうになりますが、ガイドさんは「カンボジアの子供たちのために絶対そのようなことはしないで下さい」と言います。
将来大人になってからしっかり働いて欲しいからだそうです。
タプローム遺跡は12世紀後半の仏教寺院です。
当時は僧侶や使用人、踊り子等1万人以上が暮らしていたと言います。
アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥーム・レイダー」のロケ地としても有名です。
外壁を押しつぶさんとする、遺跡の至る所に絡みついているガジュマルの木根。
うっそうとした森の中にあり、とても神秘的です。
アンコールワットやアンコールトムとは違った魅力があります。