九州縦断ぶらり旅へは名古屋駅から新幹線で小倉まで行きました。
新幹線で岡山から先へ行くのは初めてだったので、「よし、景色を見るぞ~」と張り切って乗ったのも束の間、うとうとどころかもうぐ~ぐ~状態になってしまい、気が付いたら小倉でした。
まず最初に向かったのは耶馬溪青の洞門です。
え!ここが見どころ?って思ってしまうくらい何にもないところでびっくりしたんですが、山国川のほとりの競秀峰のすそに掘られた洞門で、紅葉の名所になっているそうです。
桜の季節だったのでちょっと残念でした。
菊池寛の小説「恩讐の彼方に」でよく知られる話が残っているとガイドさんから説明を受けました。
人を殺してしまった償いに難所であったこの地にトンネルを掘ろうと決心した禅海が、ノミとツチだけで30年かけて完成させたと言う話です。しかし、その後、禅海はこのトンネルを有料(日本最初の有料道路)にして、その“あがり”で、女中さん(愛人とか)優雅に暮らしたそうです。
今年の夏2012年7月13~14日の集中豪雨で山国川が氾濫した、というニュースをたまたま目にしました。様変わりした映像にしばし釘づけになってしまいました。
今は元の美しい川に戻っていることでしょう。
ランチは「耶馬渓 オーベルジュ 楓乃木」でフランス料理のフルコースを食べました。
たまたまそこで家具作家さんの家具が展示されていて、栗の素敵な家具がたくさん置いてありました。不景気でなかなか売れません、と店主さんがおっしゃっていました。
宿は湯布院のSABI亭祥泉です。湯布院は二度目になりますが、今回は宿泊のみです。
全客室露天・内湯付きの 離れ形式。落ち着いた至福のひと時を過ごすことができ、日ごろの仕事疲れが癒されました。
明日は秘境天降川温泉です。