韓国ドラマを観始めると日本のドラマを観なくなると言いますが、本当にそうですね。
以前の便りにも韓国ドラマを話題にしましたが、相変わらず毎晩(私は昼間も)夫婦で韓国ドラマを1話ずつ観ています。
最近「商道」という2001年の史劇を観終わりました。これは、賤民から従三品の官職にまで登りつめた朝鮮時代最高の富豪である商人イム・サンオクの生涯を描いた50部作で、実存するイム・サンオクの生涯をチェ・イノという作家が小説化してベストセラーとなったものをさらにドラマ化した作品です。
「財上平如水 人中直似衡」(財物は平等さが水のようで、人は直さが秤のようだ)というこの文章はイム・サンオクの遺言です。
平等で水のような財物を独占しようとする愚かな財産家は必ずその財物によって悲劇をこうむり、秤のように真っ直ぐ正直ではない財産家はいつか必ずその財物によって破滅するだろうという深い意味の込もった名句だそうです。
これはチェ・イノがこの時代の資本家たちに語りかけた警告と忠告であるだろうとも言われています。
湾商の都房ホン・ドゥクチュが言った「商売とは金ではなく人を稼ぐことだ。利益ではなく人を残すものだ。人を稼ぎ残すのが商売だ」がずっと心に残っています。
「商道」はともすれば人生観、今後の生き様を変えるかもしれません。それほど心に深く刻まれた感動的なドラマでした。
「大長今(チャングムの誓い)」「茶母(チェエオクの剣)」「ファンタスティックカップル」「君はどの星から来たの」「ファッション70」「魔王」もオススメです。昨夜からは同じ監督の大作「ホジュン(1999年制作)」を見始めました。
父の日のお花今月の15日は父の日でしたが、次男が花束をくれました。
母の日よりグレードアップして綺麗ですね。